コラム  「カラオケ」

「セリフは歌うように、歌は語るように」

という有名な言葉がある。

役者は、歌うようにセリフをしゃべり

歌手は、語りかけるように歌うのが

よいという格言だ。

では、なぜ、歌手は歌ってはいけないのだろう?

歌うのではなく、むしろ、語らなければいけないのだろうか?

 

たとえば、私たちでも、

カラオケで歌っていると、どうしても

サビの部分を気持ちよく歌いたいので、

サビに力が入ってしまう。

 

お酒が入っていればなおさらだ。

 

 

自分の感情の盛り上がりを、大声で歌いあげてしまう。

 

しかし、サビに行くまでの盛り上がりの作り方が

できていないと、サビの感動は半減なのである。

 

どんな歌でも、サビに行くまでのプロセスがある。

 

石川さゆりの『津軽海峡・冬景色』であれば、

上野駅から夜行列車に乗って、青森の連絡船に乗るまでが

語るようにうたわれている。

 

ここにはプロセスがある。

 

聴き手を、歌の中に呼びこむため前ふりでもある。

 

前ふりは、地味であるが、語るようにうたわれていくと

聴衆はあっという間にその歌の世界観にワープさせられる。

 

そのような前ふりとしての、語りがあって

石川さゆりの「あ~あ~津軽海峡・冬景色」という

 

サビの効果が倍増して、心にしみるのだ。

 

そして、この地味な序盤の前フリに多くの歌手は、

最も集中力を注いでいる。

 

思わず、聴き入ってしまう歌には、

サビでの盛り上がりまでのプロセスに

説得力がある。

 

だから、カラオケが本当にうまい人は、語りの部分を丁寧に歌える人だ。

最初から歌い上げてしまうと一本調子になる。

 

歌がうまくても、感動できない人は、歌いぶりが平板なのだ。

 

人の心に語りかけるつもりで歌ってみる。

すると、歌詞が輪郭を持ってくる。

 

そこには人生がある。

 

歌いあげてしまえば、自分だけの満足かもしれない。

自分だけの満足には、プロセスはいらない。集中力も必要ない。

 

でも、語るように歌えばもっとたくさんのことが伝えられる。

聴いてくれる人の満足が、自分の満足になるのだ。

 

「あなたのあの曲を聴きたいから歌ってほしい」

リクエストしてくれる仲間のために、歌えるのは

とてもうれしいことだと思う。

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