コラム 『睡眠 無意識のコントロール』

『睡眠 無意識のコントロール』

人は、緊張してしまうと、思わぬクセが出て来る。

たとえば、好きな人の目の前にすると瞳孔が開くとか
梅干しの酸っぱさを想像しただけで、ヨダレがでるとか。
人それぞれに、体が勝手に動いてしまうような、無意識の反応がある。

有名な精神分析医であったフロイトによれば、
睡眠時の夢には、無意識の願望の充足させる役割があるという。

起きてしまうと、睡眠中にみた夢をほとんど忘れているが、
人は眠っている間に見た夢によって、現実では満たすことのできない願望を
たくさん解消しているという。

記憶している夢を、分析するだけで、
その人が日常生活で本当はどんなことにストレスを抱えているか
わかってしまうそうである。

ただ、夢は突拍子もない物語として現れるので、本人だけでは分析できない。

例えば殺される夢をみたとする。

それは「殺されたい」という願望ではなく、
「プレッシャーから解放されたい」という願望が
形を変えて夢となって現れるケースがあるそうだ。

絶叫マシーンやホラー映画でドキドキしたりすると同じく
殺される夢も、ストレス解消に役だっているのである。

不眠症になると、無意識の願望が解消されないので
ストレスがどんどん蓄積されてしまう。

赤ちゃんが、寝不足でムズがるのと同じように、
睡眠不足のままだと、感情のコントロールが効かないので
人は、怒りっぽくなったり、気分が落ち込みやすくなったりする。
あるいは、異常にハイテンションになる。

兵隊は、いつでも、どこでも眠れるように訓練するという。

睡眠がたりないと、体力も気力も、続かない。
不眠で悩む人は、睡眠導入剤で、睡眠を確保するが、
一度飲み始めると量が増えていく。当然、個人差はあるが副作用もある。

しっかりした睡眠によって無意識をコントロールしないと、
人は、外からくる刺激に、抵抗できず、簡単に操られてしまう。
多分、いろいろな部分でだいぶ操られているけど、自覚がないのだろう。怖いことだ。

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