コラム 『得体のしれないもの 来襲』

映画監督スピルバーグの作品は、

『何か得体のしれないもの』に襲われる話が多い。

 

車に追われる。凶暴なサメに襲われる。宇宙人に襲われる。

娯楽の巨匠の作品は、いつも得体のしれない何者かの来襲を描いている。

 

日本のマンガやアニメにも「正体不明のものに急に襲われる」というジャンルがある。

 

例えば、『新世紀エヴァンゲリオン』では、街は使徒という謎の敵の襲来をうける。

映画にもなった『進撃の巨人』は、巨人に襲われる城塞都市の話だ。

得体のしれない何かと、強制的に戦わせられる若者の悲劇が描かれている。

 

登場人物はなんのために戦うのか自問自答している。

得体のしれない何かが襲ってくるので、戦わざるをえないという

不条理な設定に共感する若者が多いみたいだ。

 

さて、7月半ばから株価が3000円近く下がった。

株価を吊り上げるために年金資産をだいぶ突っ込んでいたはずなので、

何兆円単位で、評価損がでているはずである。

 

国民が納めた年金は、どこかに消えてしまった。

 

何かの来襲を受けたように、消えてなくなった。

 

そのことをマスメディアは全く報道しない。

 

起こりもしないことに恐怖を感じて、

目下、起こっていることに恐怖を感じないのは想像力の欠如だ。

 

 

理由も説明されないまま、受給額が減らされるのだろう。

納得いく理由のないという不条理は、よくよく考えれば恐怖なのだが、

なんだかんだ理由らしいものをでっち上げてられて、ごまかされるのだろう。

 

責任の取りようのないものは、ごまかすしかない。

ある年金暮らしの男性は、枕元にゴルフクラブを用意して寝ている。

「強盗が来たらこれで撃退する」とインタビューに答えていた。

 

彼の毎日は、街の協議会の防火・防犯対策で、忙しい。

得体のしれない何かの来襲を待ちわびるかのように、である。

 

いっそ何か来襲してくれて、焼け野原になったほうが

ありがたいと思っている人も、結構いるだろう。

 

何かの来襲に備えはじめた気配に、無知な若者はふるえている。

 

(終わり)
 
 

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