コラム 『体力の限界とメンタル・タフネス』

連休中、友人とテニスをした。

1セット目は6-3でとった。
2セット目、相手の調子が良くなってゲームは1-3になった。

ここまで、試合を有利に進めてきたが、ついに、私もバテててきた。
テニスは、面白いスポーツで、自分と対戦相手の調子の波が入れ替わりながら進む。

勝負には「流れ」があるというが、
テニスの場合、「流れ」は、「体力」と「メンタル」に左右される。
長いラリーが続いたり、自分のサービスゲームでデュースが続いたりすると
体力が消耗して、どうしても自滅ミスが多くなる。

ショットに力がなくなり、甘い球になって相手にチャンスを与えてしまう。

すると、「流れ」がどんどん相手に傾いていく。

体力的な限界は、これは、どうしようもない。

バテてくるとどうしても、頭の中に「ダメだ」「あ~あ」「チクショー」といった
ネガティブワードが湧いてきて、気分が落ち込む。
対照的に、相手のショットは面白いように決まり、手がつけられなくなる。
この時点で、相手に勝負の「流れ」がいってしまっている。

ただ、最近わかってきた事実がある。

相手の方も、実は「流れ」をコントロールしきれなくて、ペースが乱れるのだ。

私と、同じようなレベルの対戦相手は、「流れ」にのると、ポイントを急いで、決めにくるパターンが多い。
「流れ」にのった当初は、それが面白いように決まるのだが、
それによって無意識のうちに自分のプレーのペースを乱してしまうのだ。
得意なショットを連発しようとして、組み立てが単調になるケースが多い。

だから、相手のしたいことを読むことを心がければ、防御はできる。
すると、徐々に「流れ」が自分のところに戻ってくるのである。
相手が、「流れ」にのっている間に、体力回復を図り、我慢して守り切る。

この「流れ」を意識した守りのテニスができるようになってから、
体力の限界を超えて、メンタルでプレーできるようになった。

テニスの試合は、コートとメンタルの2つの世界から成る。

第2セットも6-3で勝った。

(終わり)

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