コラム 「社会正義の花咲く場所」

『この20年間、全世界で所得が上がったのは、2つのグループしかない。

1%の富裕層と、あとは、中国人である。』

 

と外国の金融コラムで読んで驚いた。

 

日本にも、一億総中流とよばれた時代が、セピア色の思い出になり

15歳以下の6人に1人が貧困だという厳しい現実が目の前にある。

 

『ミドルクラスの崩壊』は世界中の先進諸国で起こっている。

格差社会は、日本一国だけではなく世界の構造的な問題である。

 

格差を是正する有効な手立てとして

金持ちから税金とって再分配すべしという議論があるが、

それは、結局金持ちに対する庶民のひがみ根性を満足させるだけの政策で

金融システムの構造的な問題にメスを入れることならないと言われている。

 

実は、先進国の格差が、大幅に縮まった時期がある。

 

それは1914~1950年までの36年間で、第一次大戦、第二次大戦あった期間である。

 

世界規模の大戦争が起きると、国家権力によって

国民財産が差し押さえられて、すみやかに格差が是正されるが、

それと引き換えに大勢の人が戦場で死ぬ。

 

『不況は、平和のコストである』といわれるが、

裏を返せば、戦争は儲かるということだ。

 

つまり、平和を維持するには、不況にたえる忍耐が必要とされるのだ。

 

『罪と罰』の主人公ラスコーリニコフは、強欲な金貸しの老婆を殺して、

その財産を再分配すれば、社会正義だと信じていた。

 

彼の抱いた社会正義は、金持ちへの課税強化と同じだ。

 

 

しかし、もっと必要なのは、人間を貧困に叩きこむような悪を取り除くことだ。

 

「貧困」と「貧乏」は違う。貧困は信頼を基盤とした人間関係が失われた状態だ。

 

貧困という悪は、まず、無知にしのびより、欲望を刺激して高価なものを買わせ

借金漬けにして、人間関係をすべて金に変え人から信頼・信用を奪い尽くす。

 

無知は無防備である。我慢や忍耐を知らない生活態度のことだ。

安易な快楽や浪費から、子供を守り、教育によって無知を根絶して

身近な人間関係にしっかりした信頼の基盤を育むこと。

 

まっとうな社会正義は、そこにしか花咲かない。

 

(終わり)

 
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