コラム 『メロスの渦』

『メロスの渦』

私は、学生時代から『君子の交わりは淡きこと水のごとし』を旨としているので、友だち付き合いは、淡白である。社会人になってからは、先輩や同僚との付き合いがあったが、これは、職場をやめれば自然消滅してしまった。友だちを作るのだったら、自分でサークルつくればいいので、ボイトレやテニスのサークルも作ったし、読書会も主宰している。渦は自分から回らなければできないものなので、率先して、どんどん回るしかない。友だちは、その渦の中に入ってくれた人で、みつけるとよい。ただ、このやり方が、大変なのは、常に自分が回っていないと、渦が消えてしまう点にある。自家発電なので、ぐるぐる回り続けて、テカテカひかって目立つ必要がある。己のとぼしい資源を最大限活用するので忙しい。さらには、せっかく、光に誘われて、渦中に入ってきた人ともつれ合って、停滞することもあるし、また、反発しあって、はじき出されそうになることもある。しかし、たいていのトラブルは、短時間での距離の詰めすぎに由来する。お互いのプライバシーに踏み込まないように適度な距離感をたもっておけば、それほどひどい目には合わない。それより、一番しんどいのは、いくら回って渦を作っても、誰もやって来ないことである。リスクを取らなければリターンはない。リスクを取らなければ友だちもできない。なぜか、友だち付き合いにおいて、リスクを取らない割に、リターンだけ欲しがる人が多い。そんなわがままな人は早めに排除していかないと、トラブルのもとになる。どこにいってもすぐに嫌われる人ほど、軽薄に友だちぶるのでうっとうしい。作家の中島らも氏はすぐ友達づらする人には『君とは友だちやない、知り合いやっ!!』とシビアに宣告していたそうだ。本当に友だちと呼べる人は、自分のために連帯保証人になってくれるほど、リスクを取れる人だ。だから無利息無期限でお金を貸して、いや、だからこそ、走れ、メロス!! 回れ、メロスの渦!!

(おわり)

 

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