コラム 『AI それは、素直な学びの発明』 

ハウステンボスにある『変なホテル』は、ロボットホテルである。

フロントもポーターもロボットが担当して、人件費は1/4に削減された。

 

ロボットは、プログラミングされたとおりに確実に

「いらっしゃいませ。ありがとうございます。またお願いします。」という。

 

だから、お礼をちゃんと言えず、ボソボソしゃべる従業員よりはマシである。

注意すれば、ふてくされて、へそを曲げて、バックレる人間の従業員より

よっぽど素直である。

 

そして、自己学習能力があるので、すくすく成長する。

仕事(ジョブ)のあり方が、どんどん変わってきている。

 

単純作業は、どんどん優秀なロボットにとってかわられて、

人間は、頭を使わないと、仕事につけない時代になっていくだろう。

 

ロボットには与えられないような付加価値を与える仕事が求められている。

ロボットに仕事を奪われないためにも、付加価値を与えることを

仕事にしないといけない。

 

その付加価値とは、『感動』である。

その『感動』を生産することでしか、仕事において人間は活躍できない。

『感動』のない仕事で、給料をもらえることは、あと何年かしか続かない。

 

『一億総活躍社会』というのは、一億人で知恵を絞って作られる、より豊かな社会だ。

どんどん学んで、じゃんじゃん知識をシェアして、『感動』を人に与えていかないと

AIの自己学習に、追いぬかれてしまう。

 

小林秀雄が、『歴史とは、DONNER(仏語 与える)である』と言っていた。

 

知識を与え、素直に学びあうことで、人類の発展は実現したのだ。

 

ルネサンスの三大発明である、羅針盤も、火薬も、印刷術も、

知識を独り占めしないで、当時の人々が、大盤振る舞いして

どんどん普及させたおかげで、今、こうして世界はひとつになっているのだ。

 

つまり、素直な人間が、どんどん学んで、教え合って、この世界を豊かにしたのだ。

 

その素直な学習態度をAIが継承してくれれば、より豊かな世界がやってくる。

素直に学ぶことからはじめないと、人間は、この豊かさを享受できない。

(終わり)

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